大きな家族に連なって

青葉をゆする風薫る中、入園式を行いました。
小さな小さなこどもたちは、満面の笑顔で、
その手を引くお父さん、お母さんは、少し緊張した表情でした。

でも、こどもたち一人ひとりのお名前を呼び、
「はい!」という、かわいい声と同時に、
そのご家族に立ち上がっていただくにつれ、
笑顔が溢れていきました。

『大きな家族』のように、こどもたちみんなをみんなで囲んで、
ゆっくり育つのを見守ることができるのは、
なんと幸せなことでしょう。
園庭の木々の変化を楽しむように、
一日一日をこどもたちと一緒に味わっていきたいと思います。

[ 2018/04/14 19:19 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

雪の中の桜

今年は順調に開いた園庭の桜の花が、
朝から降る雪に囲まれています。
びっくりするような光景でしたが、
桜の花は、何も気にしていないかのように、凛として見えました。
暑さに耐え、寒さに耐えた一年間の歩みを経て、
今年も花開いた桜にとっては、予期せぬ雪もなんのその。
その強さに励まされます。

土曜日に卒園式を迎え、
こどもたちとの一年間の歩みを終えました。
一人ひとりが、丸裸の自分をさらけ出して、
一緒に体当たりで経験しながら学んだ一年間でした。
こどもたちのすばらしい成長が、その故にあるように、
教師たちの成長も、こどもたちのことを思って試行錯誤する
保育の営みの『陰』の中にあります。
『陰』とあえて言うのは、
その苦労は、いつも目にみえないところで行われているからです。

桜の木は、当たり前のように立っていて、
時が来ると、当たり前のように花開くように思えるけれど、、
実は、その間になくてはならない、暑さや寒さの試練を受けたからこそ、
花を付けることができるように、
わたしたち教師も様々な試練を受け入れ、
前を向いて歩み続けるからこそ、
こどもたちの成長を喜び、自分自身の成長も感じることができるのだと思います。
そして、少しづつ少しづつ、『予期せぬ雪もなんのその』と、思えるようになりたいと思います。





[ 2018/03/21 14:41 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

合奏

年長ひまわり組のみんなは、合奏が大好き。
『レッツゴーいいことあるさ』と『ひょっこりひょうたんじま』の合奏に取り組んでいます。
まだ練習を始めた頃、なんとか最後まで通した後で、
たかしくんが手をあげて言いました。
「みんなの音が絵具みたいにまざってきれいだった。」
確かにわたしもそう思いました。
わたしの作った、各楽器のリズムパターンが
それぞれにふさわしい場所で登場し、
それぞれの音色がまざりあって、
大ざっぱな中にも、清らかな美しさが感じられました。

それはまさに、一人ひとりが持っている個性が組み合わさって、
おもしろい物語を作りあげた幼稚園での毎日のようでした。
何が起こるかわからないような、大ざっぱで自由な雰囲気でありながら、
信頼関係の上に成り立つ、互いを尊重し合う秩序がそこにはあるのです。

担任のあみせんせいは、指揮者として全体の集中力を引き出し、
わたしもさとるくんやせいなちゃんとピアノを弾きながら、
みんなで曲をつむぐ喜びを味わいました。
「あー、ずーっと合奏していたい・・・」
そんなことを感じる楽しい時間でした。
きっと、ひまわり組みんながそう感じていたのではないかと思います。

そんな楽しい幼稚園生活は最後の一週間を迎えてしまいました。
みんなとの時間を味わい尽くしたいと思います。
[ 2018/03/11 22:54 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

デコボコ道をかけまわれ!

おわかれ遠足は、恒例の羽根木公園に行きました。
15年間も通っている魅力は、
ここにある『プレーパーク』の
デコボコの起伏のある地面と、
ガラクタで作ったような、大胆なツリーハウスや滑り台。
ここで、思いっきり遊べるような力をこどもたちが付けることが、
善隣の教育の目標のひとつとしてきたくらいです。

そして、こどもたちは、
想像していた以上に、熱中し、たくましく、
砂まみれになってあそびました。

『プレーパーク』に行く前にあそんだ『迷路の公園』でも、
走る!登る!潜る!くぐる!滑る!!!!!
やってみたいことをいつまでも、どこまでも続けていました。

そして、『プレーパーク』では、
自分ができるあそびを見つけて挑戦している姿が、
いつもの幼稚園でのこどもたち以上に
まぶしく見えました。
こどもたちにとっては、
去年はできなくて、うらやましく見ていたことが、
今年はできた!!何度も成功した!
去年は興味がなかったことが、すごくやりたくなって、
何度も何度も泣きながら挑戦して、できた!!
そんな、歴史的な経験をしている人もたくさんいました。

砂まみれで、胸を張って帰ってきたこどもたちを迎えて、
「3年間、同じ場所に行くことに意味がありますね。」
と、ひとりのお母さんがおっしゃたそうです。
本当にそう思います。
でも、こどもたちが重ねる経験は、
同じことの繰り返しを大切にしていても、
デコボコ道のように、毎回同じではありません。
思いもよらない所にあなぼこや、上り坂なんかができていて、
時にはともだちとごっつんこ!
だからこそ、探検みたいで楽しいのです!
「こどもたち!デコボコ道をかけまわれ!」


[ 2018/02/17 18:05 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

インフルエンザになって見える風景

超ハードな1月を乗り越え、
行事続きの2月に突入!
こんなに忙しいのは、決してよろしくはない!と、わかった上で、
優先順位を考えた結果、いつもこんな調子・・・・・

「しっかり食べて、しっかり寝て、体調管理ね!」
と、先生たちに言っていたわたしがインフルエンザに。
多分、幼稚園を18年やっていて初めての病欠をしてしまいました。
熱はあまり出ないタイプでしたが、身動きの取れない状況にどんより・・・・
カーテン越しに、
こどもたちの飛び回り、動き回るボールのような肉体と、
細やかに感じ取る吸い取り紙のような心の動きに、
ぼーっと、見惚れていました。
普段は、このこどもたちの中に身を置き、
一緒に体を動かし、心を寄せて過ごしているわたし。
だから、こどもたちの持っている躍動感を当たり前のように感じながら過ごしてしまっています。
でも、このように、それに触れることのできない距離が生まれた時、
一人ひとりが持っているいのちは、途切れることなく躍動していることがよく見えてきました。

30秒毎に、お気に入りのセリフを大声で叫んでいる男の子。
モヤモヤしてるの?
それとも、すごくハッピーなの?
誰かにかまってもらいたいけど、どうしていいかわからないの?

片付けになっても、みんな知らん顔で遊んでる中、
ひとり、しゃがみこんでじーっとしてる女の子。
場所を移動して、またじーっとしてる・・・・・
何を待っているの?

動いていても、じっとしていても、頭と心の中はずっと躍動しているこどもたち。
おとなと違って、簡単に答えをみつけられないことが、
いや、簡単に形だけを取り繕うとしないところが、
こどもの難しいけどすばらしいところ!!!

そんなこどもの風景をインフルエンザのカーテン越しに見ることができました。

休んでる間、がんばってくれた先生たち、ありがとう!




[ 2018/02/12 12:13 ] 保育 | TB(-) | CM(-)