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チューリップ

わたしが、園長ブログをさぼっていた間に、
桜の花は散って、すっかり黄緑色の葉に変わり、
こどもたちが植えたチューリップも大きく開いて、風に揺れるようになりました。
新しいこどもたちとの生活が始まりました!!!
チューリップの形に切った色紙に、そのこどもたちの名前を書いて、
それぞれのお部屋の窓いっぱいに貼っているので、
今善隣は、チューリップが見ごろです。

さて、「ここがいい」と、こども自身が選んで入園した善隣幼稚園。
いざ本番を迎えると、こどもたちの小さな心は、
嵐のように大きく揺れているのだろうと思います。
「ママがじてんしゃにのっていちゃったのお!!!!」
何度も何度もそう繰り返しながら、なきじゃくるこうちゃん。
それは、ママに捨てられたかのような、驚きと悲しみの涙と鼻水です。
わたしがどんなに慰めようとしても、一層大きな声で訴えます。

「かあちゃんにあいたい、かあちゃんにあいたい・・・・」
と、はっきりとした口調で訴えるのはそらちゃん。
「そうだ、かあちゃんに色水プレゼントしよう!」
そうわたしが誘うと、ピタッと泣き止んで、
「かあちゃんにプレゼントする。」と言って、一緒に花びらを摘み始めました。
泣き続けているこうちゃんも誘って、ビオラの花びらで作った
水色の色水の入ったビニール袋を持たせてあげると、
しっかりと握ったままそれでもこうちゃんは、泣いて訴え続けていました。
水色の色水はこうちゃんの涙みたい・・・・そんなことも思いました。
でも、わたしが用があって、ちょっと離れて帰ってくると、
もう、何事もなかったかのように、笑顔になっていました。
「おにいちゃんになったんだね。」
ずっとそばにいたひまわりさんはそう言いましたが、そんなに急に・・・・・

大好きなお母さんと離れることは、体を引き裂かれるくらい、痛くて悲しいことだと思います。
だから、納得がいくまで泣いてもいいと思います。
でも、この年齢になると、新しい楽しさや優しさを感じることができた瞬間に、
いっきに安心して、良い表情で遊べるようになるようです。
この過程は、性格や状況によっていろいろなので、
心配しすぎたり、逆に軽く見過ごそうとするよりも、
ありのままの我が子の姿をいとおしく心にとめながら、
新しい社会に出て行こうとしているこどもの背中を優しく押してあげればいいと思います。
そして、お母さん自身にとっても新しい、
幼稚園という社会への参加に期待すると良いのではないでしょうか。

色とりどりのチューリップが風に揺れるように、
ひとりひとり違う感性が揺れ動いている新学期。
受け入れるわたしたち保育者も期待と不安の中で、大きく手を広げて、
揺れ動くこどもたちの心を受け止めようと一生懸命です。
そして、ひとりひとりに寄り添えば必ず、心が通い合って、
どうすれば良いかがわかってくるのです。
こうして、一日一日同じ時間を積み重ねながら、
お母さんの次に好きな、安心できる先生になっていきたいと思います。
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[ 2013/04/13 18:42 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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