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かめ子との別れ その2

『かめのおはか かめこへひまわりより』
この墓標を立てるまで、どんな物語があったのか、
週明けに担任から聞くことができました。

「おはかをつくる。」
こうじくんが、とうとう言い始めたそうです。
でも、おはかをつくる場所を探し始めたみんなから出てきた言葉は、
「かめこをかくす。」
これ以上、かめ子がありに食べられないように隠す、というのでした。
そして、園庭の中でありのいない所にお墓を作ろうと、
ジャングルジムの下を選んだというのです。
確かに、ジャングルジムの下は、常にこどもたちに踏んづけられていますから、
ありが巣を作るはずがありません。
でも・・・・
陽子先生は、いたたまれなくなって、
「わたしならいやだ!」と伝えたそうです。
なにしろ、こどもたちは、かめ子の『ごいたい』を
前と変わらず少々乱暴に、無造作に扱っていたそうで、
同様に無造作にジャングルジムの下でかめ子が踏んづけられるのは、
あまりにも悲しかったのだそうです。

じゃあ、と言うことで、
ジャングルジムの下ほどは踏みつけられない、にせアカシアの木の横を掘り始めたそうですが、
すぐに根っこがでてきて断念。
園庭は、どこもかしこもありの巣だらけということで、
悩んだこどもたちは、「ありがきらいなものをいれればいい」と、言い出したそうです。
それは何故か「かぼちゃとみかん」?????

陽子先生は、なんとか庭の隅のお墓をつくるのにふさわしい場所に作って欲しくて、
「じゃあ、かなるくんのかぼちゃの種の所は?」と、言ってみたそうです。
そこは、かなるくんがおうちから持ってきたかぼちゃの種を植えた場所で、
そこに生えてきたのは、実は雑草だったのですが、
こどもたちは順調にかぼちゃが育っている、と思っていたのでした。
その『かぼちゃ』のそばにかめ子を埋めることを
みんな、なんとか納得したそうですが、
今度は、「かめこをはこにいれないと、ありにたべられる。でも、はこにいれると
かめこがいきができない・・・」と言って、困っていたのだそうです。
はてさて、かめ子はこどもたちにとって生きているのか?死んでいるのか?・・・・・

やっとのことで、みんなで土の中に埋めて、「ぼくがいのる。」と、こうじくん。
「イエスさま、かめこをいきかえらせてください。」・・・・・
春になると、冬眠から覚めるように、
かめ子が土の中から顔を出すことを
こどもたちは、期待しているようでした。


さて、それから一週間後。
11月に、ももさんが植えたチューリップの球根が『芽』を出しました。
みんな大喜び。
「めがでた!」とか、「チューリップがさいた!」とか口々に言っていました。
そんな中、おかえりの前の片付けの時にゆなちゃんが教えてくれました。
「ゆなね、かめこのめがでた、とおもったんだよ。かめこのおかおがつちのなかからでてきたらいいのに。」

ちいさな善隣では、ひまわりさんが心配していた、かめ子の『目』のことが、
ももぐみのゆなちゃんの心にも届いていたのでした。

こどもたちの想像力は、果てしなく、すばらしいのでした。








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[ 2013/02/03 18:35 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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