計画

冬休みの計画は、実家でゆっくり、が定番です。
なつかしい広島の空気を胸いっぱい吸って、
食べなれたおいしい食事をお腹いっぱい食べて、
はちきれんばかりにエネルギーを補給して、3学期に備えます。
この冬は、家族がどのように動くか、二転三転しましたが、
ほぼ計画通り、広島に帰ることができました。
でも、そこで両親と経験したのは、
思いもかけなかった出来事でした。

新年2日目にわたしたちは、鈍行電車に乗って、瀬戸内を旅しました。
行き先は、『忠海』。
母が、小学校高学年から中学2年生くらいまでを過ごした、思い出の地でした。
話だけで、行く機会のなかったこの地に、父は是非行ってみたいと言いました。
わたしも、幼い頃を過ごした『広』を通る呉線に乗れるとあって、大賛成で出かけました。

瀬戸内海を眺めながら、ゆっくりと2時間半。
到着した『忠海』は静かで、海からの風だけがビュービュー吹いていました。
なにしろ、1月2日ですから、お店もレストランも開いていなくて、
ファミマでおにぎりとお茶を買い、駅のベンチで3人で肩を寄せ合ってお昼を取りました。
こんな時、たいてい父はわたしたちを守るように、
自分は立ったまま風除けになってくれます。
小さい頃から、そんな風にしてもらってたなあ・・・と思い出しながら、
大急ぎでおにぎりをほお張りました。

寒さは堪えましたが、心の中は、先ほど見た風景に満たされていました。
それは、母が65年くらい前に毎日のように通っていた幼稚園の園舎と園庭でした。
当時、母の弟が通っていた聖愛幼稚園でもたれていた日曜学校に
母は、熱心に通っていて、中学生になると、先生になって、
こどもたちに聖書を教えていたそうです。
日曜学校の先生達の横に立つ14歳の母。
そして、同じようなおかっぱ頭の女の子たちと
坊主頭の男の子たちが50人くらい。
その写真を撮ったホールの屋根の上に立つ鐘の塔は、そのまんまでした。
古い門の前には、新しい掲示板が立てられていて、
今も地域のこどもたちのために活動されていることがわかりました。

65年前に蒔かれた種は、母の心のなかで育ち、
やがて、父と一緒になって私が生まれ、
わたしの中にもその種は引き継がれ育っていき、
今、こうして善隣幼稚園に繋がっているのでした!!
なんというかみさまのご計画でしょうか!!
わたしの善隣との出会いは、わたしだけのものではなく、
長い時間をかけた多くの人たちの祈りによって育まれた出会いの先にあったのでした。
それを思うたびに、感動と感謝で胸がいっぱいになります。
そして、今、わたしたちが善隣で祈りをもって蒔き続けている種も
かみさまのご計画のもとに、最善の形に成長していくことに確信と喜びを持ちました。


さて、新学期が始まりました。
短い3ヶ月の中にたくさんの計画が詰まっています。
計画、計画、と追いかけて、走り抜けることのないようにしたいと思います。
一時一時立ち止まりながら、背後にあるかみさまのすばらしい計画がなるのを
見届けながら、祈りつつ、こどもたちと一緒に歩んでいきたいと思います。




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[ 2013/01/13 21:43 ] わたし | TB(-) | CM(-)