一年の終わりに

幼稚園がお休みに入ると、わたしは『専業主婦』の気分を楽しみます。

こどもの時から、いつも母が家にいてくれるのがうれしかったことを覚えています。
たまに、夕方が近づいても何かの用事で母が不在だと、
火が消えたような、すきま風が吹き込んでくるような寂しさを感じたことをよく覚えています。
ですから、わたしも絶対『専業主婦』になる、と決めていました。
もともと、わたしが好きだったのは、ケーキを焼くこと、パッチワーク、トールペイント、
ピアノを弾くこと、歌を歌うことなど、インドア系。
そして、お家を自分なりにきれいにして、好きな雑貨なんかを飾って、お友達を
のんびりいつでも招きたい人なのでした。
もちろん、大好きなだんなさまとむすことの一緒の時間を
何よりも大切にしたい、と思っていました。
そうなると、不器用なわたしは、『専業主婦』でなければならなかったのです。

では、どうやって今の仕事と両立したのかと言うと、
一度には無理、と気づいたことによると思います。
自分がやりたいと思っていたこととは違うことが突きつけられ、
しかも、それはとても苦手なことだけれど、とても大切なことと気づかされていく中で、
自分が好きだったものは、まず、手放していきました。
序序に幼稚園に身を置く時間が長くなり、
園の責任を負って、フルタイムで働くことになったのは、
むすこが4年生の時でした。
慣れない担任をしながらの副園長で、
自分の至らなさに毎日、隠れて涙していました。
そして、家では、グダグダになりながら、「もーう、やめたい!」
と、むすこに愚痴ったこともあります。
その時の、彼の言葉がいつもわたしを前に押し出してくれているのです。
「でもすきなんでしょう?」 「・・・・・・うん・・・・・」
情けない母は、4年生のむすこに教えられました。
わたしは、こどものことが好き、教育が好きなのだと。
そして、彼の優しさに慰められました。

お家でまったりの時間はなくなりました。
むすこや主人との時間は減ってしまいました。
それは、良いことではありません。
でも、必ずそれらを手にできる時もやってくることを楽しみにしながら、
励むことができるようになってきたのだと思います。


さて、12月のあわただしさの中で、
わたしの体は、なかなか本調子に戻らないのですが、
それでも、お約束の親友とのランチに行ったり、
家族でクリスマスのお買い物を楽しんだり、
両手に軍手をはめて、床をふきまくっては、ニヤニヤしています。
そして、念願の、お客さんとのまったりしたお茶も楽しみました。
丁度1年前に転勤でお別れをしたゆうきくんが、
ご家族で遊びに来てくれたのです。
お茶をしたり、お庭で以前のようにかいぞくごっこをしたりして遊びました。
昨日は、在園児の親子も遊びに来てくれました。
それから、やはり1年前に転勤したりさちゃんも、アメリカから、
「クリスマスは善隣でしたい」と言って、顔を見せてくれました。

こんな風に、心の中に覚えてもらえることは、本当にうれしいことです。
毎日、ただひたすらこどもたちのために、
最善を尽くすことしかできない、わたしたちの働きですが、
いつか思いもかけない形で、楽しい時間が訪れることをわくわくしながら、
その瞬間瞬間も楽しんでいきたいと思います。

今年もブログを読んでくださり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。


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[ 2012/12/29 18:49 ] わたし | TB(-) | CM(-)