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新しい仲間

2学期が始まりました。
そして、新しい5人の仲間を迎えました。
幼い魂が、頼みの綱のお母さんから離れて、
この、見も知らない人たちの間で過ごすのですから、
どんなにか不安で、緊張していることかと思います。
それは、みんな初対面の4月の出会い以上に、戸惑うもののような気がします。
なにしろ、そこに前からいたわたしたちには、すでに共通のルールや文化があるのに、
新しい仲間は、それを知らないのですから。

わたしは、息子が3歳で、アメリカの現地の幼稚園に入った頃のことを思い出しました。
最初は、楽しく登園していましたが、
ある日、迎えに行ったわたしにいきなり言いました。
「みんなは、えいごがわかっているんだよ・・・」
それは寂しそうに言いました。
日本語がやっと自由に使えるようになっていた息子は、
英語は、おとなの言葉と思っていたようで、
こどもの自分が理解できないのは、あたりまえと思っていたのです。
ところが、ある日気が付くと、先生と他のこどもたちは、
英語で意思の疎通をしていた、というのです。
なんと寂しい瞬間だったことでしょう。
その日、2階の窓から外を眺めながらつぶやいていました。
「あのリスさんたちもえいご、わかるのかなあ・・・」

わたしたちにとって、意思の疎通ができるということは、
自分の居場所がある、ということと同じくらい大切なことです。
それは、こどもにとっても同じだと思います。
そして、意思の疎通ができるのは、文化を共有することと重なるのではないでしょうか。
こどもたちは、まさに体当たりでいろんなことを感じ、吸収しながら、
真っ白な心にいろんな「絵」を描いていきます。
それは、もちろん十人十色ですが、出会った仲間たちと混ざり合いながら、
互いの存在があってこその「絵」を描くのだと思います。
「みんなちがって みんないい」です。
あなたがいるからわたしはうれしい。
あなたがいるからわたしはこんなになれた。
だから、幼稚園で言えば、幼稚園の文化は、ひとりひとりの存在が混ざり合って、
みんなで創っていくものだと思います。

今、戸惑っている新しい5人の仲間たち。
でも、実は、その他大勢の前からいた者達も戸惑っているのです。
そして、共に時を刻みながら、新しい文化を一緒に創っていくのです。
一緒にエネルギーを傾けて、信頼関係を築きながら、
ここにしかない、すばらしくて新しい文化と物語が生まれるのが楽しみでなりません。



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[ 2012/09/08 20:34 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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