遊具

善隣の庭には、遊具として、滑り台、鉄棒、たいこばし、登り棒、ブランコ、ジャングルジム、
そして、砂場があります。
安全に遊ぶために、ルールはもちろん大切ですが、
遊びながら力を付けていくと、ルールを越えたおもしろい遊びをこどもたちは編み出していきます。

ジャングルジムに「シートをかけて。」と言われれば、そこはお城かお家に。
ダンボールをスズランテープでくくり付けていって、海賊船を作ったこともあります。
たいこばしにブルーシートをかけて真ん中に水道のくだを立てて、「チョコレート工場」
を作ったのは、印象的でした。

さて、みんな大好きなブランコですが、ビュンビュンとこぐだけではなく、
順番を待ったり、ブランコの周りを安全に行き来するのも、遊びながら学べることです。
でも、公園のブランコでもできるような遊び方よりも、せっかくなら、もっと想像力をかきたて、
関わり合いが深まるような遊び方がおもしろいと思います。
だから、こどもたちから「ブランコかけて。」とか言ってこなければ、
ブランコはあまりかけません。
それで、最近、まみちゃんたちが競ってやっているのは、
ブランコの斜めの棒をするすると登っていって、上の方でぶらさがって飛び降りる、
という遊びです。
そして、とうとう今週、みさとちゃんが発見してしまった遊びは、
斜めの棒を登っていって、ブランコをかける2つの『穴』に両手の指をかけて、
自分がブランコのようにブラブラ体をゆすって飛び降りる!というものでした。
ちょっと怖くて、ちょっと痛いらしいのですが、とても楽しいらしく、
わたしに何度でも手伝いをたのみます。(実は、まだひとりでは登りきれない・・・)
そして、「こっちがみーちゃんで、あっちがかのんちゃんね。」と、
2人で並んでぶらさがって、一緒にブランコみたいにゆらゆらすることをイメージしているようなのですが、
2人とも、まだわたしの手伝いが必要で、しかも、かのんちゃんは、
指をかけてぶらさがれたと思ったら、「こわい、こわい」と言いながら、
2秒で手が離れてしまうので、2人が並んでゆらゆらは、夢のような話なのです。
それでも、かのんちゃんもみーちゃんも諦めずに何度でも挑戦しています。
「自分で登れる人の遊びなのにね。」と、わたし言いながらも、
指をかけてぶら下がった時の2人の複雑な表情が見たくて、抱き上げていました。
いつか2人は、自分で登る筋力とコツを手に入れて、並んでゆらゆらできるかな?


遊具は、こどもたちのもの。
イマジネーションとコミュ二ケーションが育まれる舞台です。
丈夫で安全な舞台を管理するのは、わたしたちの大切な役目ですが、
使い方は、こどもたちが自分の力を試しながら考えて決めます。
善隣の庭が、こどもたちによって、無限の『遊園地』として広がっていくのを楽しみにしています。

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[ 2012/07/07 14:47 ] 保育 | TB(-) | CM(-)