成長

部数が底をついてきたので、久しぶりに園のパンフレットを
新しくすることにしました。
そこでさっそく、ここ3年くらいの写真を見ていると、
なんとかわいいこどもたち!!、と、自画自賛で見とれてしまうのでした。

それにしても、こどもたちの、3年前、小さくてまあるかったほっぺが、
今はシュッと細くなっていたり、
ぷよぷよで短かった足が、引き締まって、長くなっているのを見ると、
ちょっともったいないような寂しい気持ちになるのは、
大人の勝手な感傷でしょうか。
こどもたちが、目まぐるしい勢いで、成長してきたことを感じさせられます。

そして、その横では、わたしたち保育者も、お母さん方も一緒に成長しています。


わたしは、13年前に善隣幼稚園と出会いました。
住まいは、園庭の真ん中にありました。
等々力教会の主任牧師とその妻として赴任しましたから、
やがては、幼稚園の責任を引き継がなければならない立場でした。
でも、「いやだ。いやだ。できない。できない。・・・」と、言っていました。
まず、朝、家の扉を開けて、一歩外へ踏み出すことが恐ろしかったのです。
当時、長男を年長のひまわり組に入れていましたが、
保護者の目、職員の目が、わたしに突き刺さるような気持ちでした。
どんなに辛いことがあっても、ごはんだけは食べられた楽天家のわたしだったのに、
朝ごはんが食べられなくなりました。
うれしいことに、痩せました。

そんな暗い毎日でしたが、この暗さにも必ず意味があるはず、と信じていました。
かみさまは、わたしに何をしろ、とおっしゃているのだろう。
かみさまが、わたしたちをここに置かれたのだから、責任をとってくださいね!
と、必死で祈る日々でした。
すると、ここで行われている保育の中身にとても興味がわいてきたのです。
なんで、先生達はこうしているのか。・・・わからない・・・・・
それで、勉強を始めました。
自慢ではありませんが、わたしはそんなに勉強が好きではありませんし、
頭も良くはありません。
本もそんなに読んできていませんでした。
そんなわたしが、初めて真剣にとことん学び始めたのでした。
それは、おもしろかったからです。
こども・保育・人間・・・・・やればやるほどおもしろくなっていきました。

そして、13年間学び続けている、というわけです。
「幼稚園、大変でしょう。」
今日も、電話で友達が優しい言葉をかけてくれました。
「うん!」・・・・・
そう返してもおかしくない忙しい日々を送っているのですが、
何故か、「うーーーーん・・・・そうかなあ・・・・。」
そう言っている自分がいました。
それは、楽しんでいるからだと思います。
充実しているからだと思います。
13年前の自分からは、想像もつきませんが・・・

「おとなになっても人は、成長し続けることができるよ。」
先週、園内研修で先生達にわたしは自信をもって伝えました。
でも、こどもの成長と違って、自分を外からの視点で客観的に見つつ、
課題意識をはっきりと持って、謙虚に学ばなければ、何も変わらないのです。

そして、お母さんたちもこどもと向き合いながら、
めきめきと成長していっておられることを知っています。
先日も、母の会会長さんとお話しながら、
「ホント、美しく成長されましたよね。佐藤さんのことだけでも、エッセイが書けそうです。」
なんて、調子のいいことを言ってしまいました。


わたしは、幼稚園に身を置くことで、
かみさまが人に与えられておられる、すばらしい力に気づかせてもらいました。
だから、そのことをみなさんに、これからもお伝えしていきたい、と思います。
そのために、かみさまはわたしを ここに置かれたように思います。





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[ 2012/06/09 19:20 ] 保育 | TB(-) | CM(-)