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プチャッとわれたよ

朝、正門で、登園してくるこどもたちを待っているわたしに、
かなるくんが右手を見せて、「プチャッとわれたよ。」

さて、質問です。何が割れたのでしょう?・・・・・・・・

正解は、桜の木から落ちた赤い実でした。
やわらかな実を拾って、親指と人差し指で摘んだら、
『プチャッ!』とつぶれて、赤い汁が指に付いたようでした。
それにしても、なんとすばらしい表現力でしょう。
「プチャッ、プチャッ、プチャッ・・・」
わたしは、ひとりで楽しんでいました。忘れないように。
そして、門を閉めてから、わたしの所にやって来たまいちゃんに、
「さくらんぼが、プチャッとわれたんだって。」と、言いながら、
そばに落ちていた実を 摘んでみましたが、それは硬くて何ともなりませんでした。
ただ、爪で実を削っただけ・・・
そこで、砂場にいたかなるくんの所に行って、「プチャッとわれないよ。」
と、言ってみたら「やわらかいのじゃないとだめだよ。」
やわらかそうなのをようやく見つけて、飛び散らないように気をつけてながらゆっくりと摘んでみると、
・・・・プチャッ・・・・割れました。
一緒にいた人たち、納得。
「血・血・血が出たあー。」
わたしは、赤いものが流れ落ちる指を見せながら、ありきたりのギャグを言っていました。
こどもたちは、一瞬、真剣なまなざし。そして、ニヤニヤ・・・・・

何度でも言いますが、かなるくんの言葉の感性には、参りました。


その後、るかちゃんにつるつるだんごの作り方をレクチャーしてもらいながら、
一緒におだんごを作り始めていたとき、
1メートル程離れた場所で、どろだんごを作っていたことねちゃんとみーちゃんが、
顔を上げて、手を見せながら「てがふとったよ!」・・・・・・
わかりますか?
どろまみれの、その小さな手は、いつもより大きく、太って見えるのです。
「わたしもふとった。」と、どろの付いた手を見せ合いました。

こどもたちの、物事のありのままを見て、感じて、表現する力の豊かさは本当にすばらしいです!
でも、すばらしい表現力を身に付けて欲しいから、と言って、
例えばわたしから「手が太ったよ。」と言ってしまってはダメだと思うのです。
それは、ギャグか、間違った表現を教えることにしかならないのだと思います。。
だから、こどもたちがうんと心を開いて遊び、体験できる環境と空気と人間関係を作ってあげることが
大切なのではないでしょうか。
その中で、こどもが自ら感じて発信する言葉こそが、生き生きとこどもの心を育てるのだと思います。

毎日毎日、園長として保育者として、こどもたちの心に届けていないもどかしさや、
力の足らなさばかりが気になるのですが、
こどもたちの持ってる力のすばらしさに直に触れる時、
わたしたちが一生懸命に努力しても、どれほどのものだろう・・・
むしろ、小さな積み重ねが必ずわたしたちの成長にもつながっていることを信じ、
こどもたちとの生活の中で生まれる感動や喜びを大切にして、
これからも、丁寧に保育をしていけばいいんだ・・・・・
そう思わされるのです。
こどもたちは、わたしたち保育者をも育ててくれているのですから。




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[ 2012/06/02 15:31 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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