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秋の園庭で

実りの秋。
小さな園庭は、こどもたちにとって、無限のあそび場になります。

地面のあちこちにしゃがみこんで、おだんごをつくったり、ケーキを作ったり、
ありの道路を作ったり・・・・・・
コーンを並べて、その上にシャベルを渡して、”工事現場”を作ったり・・・・・
それらのあそびを縫うようにして、リレーのトラックを描き、
延々と、走り続けていたり・・・・・
そのランナーにぶつからないように、水を入れたバケツを持った人が、
砂場まで”横断”していたり・・・・・

自分のやりたいことと、友達のやりたいことをうまくかみ合わせることで、
あそびは、無限に広がっていくんだなあ、と感心させられます。

園庭にダンボール。
わたしは、この組み合わせが大好き。
なあんでもできるような気がするんです。安易かしら?

まずは、お決まりのジャングルジムの上にダンボールから。
海賊ごっこを1学期から続けているさくらぐみ。
屋根に見立てたダンボールを頭で押し上げて、
体を突き出す姿も勇ましく、ますますイメージが広がってきたようでした。
すると、いつのまにかダンボールは床になっていて、
そこに立ったり、寝そべったりしながら、
今度は、木の枝にどくろマークの旗をくっつけたり、ブルーシートで壁を作ったり、
そこにたこや魚の絵を描いたり、とどんどんおもしろくなっていきました。

一方、ころがっていた小さなダンボールを拾って、
ひまわりの男の子が始めたあそびは、ジェットコースター。
そう、滑り台の上から、ダンボールに入って滑り降りるのです。
「あっ。どうしよう。」、と思いました。
でも、次の瞬間、「大丈夫。まかせてみよう。見守ってればいい。」、と思いました。
同時に担任もそのように判断したようで、わたしたちは、にこっとうなずき合いました。

実は、そのダンボールは、ももさんが、テーブルのようにして使っていた物でした。
でも、上に置いていた山ごぼうの色水ジュースがたまたまこぼれて、
何ものっかっていなかったようです。
そして、ひまわりさんが見つけた時には、ジェットコースターになっていた、というわけです。

さて、”ジェットコースター”2日目。
けが人がでました。地面で顔をすりむいたのです。
傷の手当てをして、”再現ビデオ”のように、本人たちから話を聞きました。
その時には、何も言わないのに滑り台にスズランテープを渡して、
自分たちで、使用禁止のしるしを作り始めていました。
わたしは、言葉を捜しながら、「スリルだね。危険だね。」、と笑顔で言いました。
こどもたちも、きらきらと笑顔でした。
そして、「手が使えるようにしてればよかったね。」、と言ってしまいました。
すぐに、答えをこちらから言ってしまうなんて、わたしもまだまだこどもたちを信じきれていないな、
と反省しましたが・・・・

結局、だれが指示したのでもないのですが、そのあそびは中止。
どうするのかなあ・・・・と様子を見ていました。
すると、午後、1番にお弁当を食べ終えたじゅんせいくんが、
「なおこせんせい、あれやっていい?」、と聞いてきました。
「いいんじゃない?」わたしは、待ってましたとばかりに即答してから、
冷静に、「えいこせんせいにもいっといたら?」、と付け足しておきました。
後からきいたところによると、「やることにしました。」と宣言に来たのだそう。

わたしは以前から、「あそんでいい?」、という質問がある度、こどもたちが、受身であることにがっかりしていたので、
その歯切れの良さに、とてもうれしく思いました。

それから、ジェットコースターごっこは、ガムテープで補強したり、2連結にしたりと、
改良しながら、盛り上がっていました。

ところで、このあそびは危険なのではないか、というととても危険です。
でも、怖いと思う人は入ろうとはしません。
ももぐみの男の子も横から尊敬のまなざしで見上げながら、
「ひまわりさん、すごいねえ。」、と言っていたそうです。
あそびは、スリルがあって、自分にできるかなあ、できないかなあ、やってみたい!、と思えるから楽しいのです。
それが、本当のあそびではないでしょうか。

さて、善隣の運動会を玉堤小学校でしました。
”スリルがあって、自分にできるかなあ、できないかなあ、やってみたい!”、と思えるあそび(内容)を
幼稚園で積み重ねて、そこまでの過程を大切にした運動会にしたい、と思って今年もやりました。
ですから、3年間の積み重ねのあるひまわりさんにとっては、特に充実した、たくましさあふれる運動会だったと思います。
そして、さくらさんにとっても、挑戦してできるようになった自分への自信がひとりひとりから伝わってくる運動会でした。
運動会がはじめてのももさんにとっては、戸惑うことがあっても当然ですが、ああ楽しかった、という大きな
あそびの場であれたなら、大成功だったと思います。

運動会が終わっても、こどもたちは、「パラバルーンがしたい」「リレーがしたい」「かけっこがしたい」
「たまいれがしたい」「くみたいそうがしたい」・・・・・・・と言うでしょうか。
そうだとしたら、今年の運動会も大成功。
園でのこどもたちのあそびや生活が、無限に広がり、豊かになるための運動会ですから。


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[ 2011/10/10 15:41 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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