スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

涙の理由?

大好きなお母さんと「さよなら」して、
幼稚園に入っていくこどもたちの気持ちを考えます。

「ママーーーーー!!!!」
「いやだーーーー!!!!」
「ママ、いまきてーーーー!!!!」
ぼくを置いて、去って行ったママは、ぼくのことを嫌いなのではないか・・・・・
そんな、絶望的な嘆きにも聞こえて、
一緒に泣きたくなります。
こんな悲しい思いまでさせて、幼稚園に来る意味はあるのでしょうか。

「ママ、いまきてーーーー!!!!」と、悲痛な叫び声をあげた男の子に、
「ママに遊んでいるところを見てほしいの?」と尋ねると、
小さくうなづきました。
うーーーん、どうしようかなあ、
その言葉を鵜呑みにして、お母さんに来てもらっても、
多分、泣いて帰りたがるの繰り返しだろう。
でも、確かに今まではお母さんのまなざしの中で、安心して遊んできたのです。
お母さんのいない世界は、きっと外国と同じで、不安なところにちがいありません。

わたしは、泣きそうになりながら、その子と一緒にかんがえました。
「うーーーーん。ママに遊んでるところを見にきてってお電話しようか。」
それで納得するかな、と安易に考えていたら、無反応。
でも、だんだんと、泣き止んでいました。
「うーーーーん。」
わたしは、考えながらも、少しづつ男の子から離れてみました。
すると、男の子は園庭の真ん中に立ち尽くしながら、遊んでいる仲間たちをゆっくりと眺め始めました。

もう大丈夫、わたしは思いました。
ママの姿は見えなくても、心の底にママのぬくもりを覚えているこどもは、
自分自身の目で、新しい世界を眺め始めると同時に、
心の目を開くのです。
こうして、不安と好奇心の入り混じった、スリルと興奮の園生活は始まりました。

こどもの涙は、ことばだと思います。
とても複雑な意味が込められているので、簡単には読み取れませんし、
「泣いちゃダメ。」と我慢させることが良いとも思いません。
ことばにならない心の痛みや戸惑いを 
その子と一体となるような感覚をもって感じ取っていきたいと思います。
そのこどもの涙の意味に寄り添えれば、その子は、安心して新しい一歩を踏み出します。
こどもには、すごい力が備わっているのですから。

大好きなお母さんと「さよなら」の涙をながしてまで
幼稚園に入っていくこどもたちは、
涙の意味をわかってくれる保育者と仲間との出会いによって、
成長していきます。

スポンサーサイト
[ 2011/05/07 18:37 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。