「ずっとようちえんにいていいですか?」

善隣の2017年が始まりました。
こどもたちのエネルギーは、
12月に味わったクリスマスページェントの興奮と、
冬休みの間の、幼稚園を待ち遠しく思う気持ちから、
あふれ出ているようでした。

お弁当も始まって、
ようやくたっぷりあそべるぞ!となった3日目。
「なおこせんせい、これよりかたいスコップをかしてください。」
と、プラスチック製のシャベルを持ってきたれおなくん。
「いいよ。何を掘るの?」
と、鉄のシャベルを渡しながら聞いてみると、
「じめん。」
そして、早速園庭の硬い地面をシャベルで堀始めたのでした。
地下室を作る・・・地下道を作る・・・宝物を見つける・・・セメント工場・・・・
目的はいろいろ変わるようでしたが、
仲間が増えたり、、眺める人がいたりしながらも、
気付いたら、30センチは掘っていました。

わたしが夜、穴に落ちないように(穴は、家の玄関の真ん前なので・・・)
コーンと縄跳びを使って、立ち入り禁止区域にしてくれていました。
そして、翌朝、
れおなくん、そうくん、あおくんは、長靴を履いてはりきって登園。
「スコップかしてください。」
工事はまだまだ続くようです。

正直、こんな大きな穴が園庭にできたのは、
本当の工事以外ではありませんでした。
おもしろいことをみつけたものだ!!!と、感心します。
と、他のこどもたちはどうしているかといと、
それぞれにおもしろいことをみつけて熱中しているので、
段々深くなっていく穴を時々眺めたりはしているものの、
誰も心配はしていないようです。

ところで、年長のひまわり組は、
そろそろ幼稚園生活のしめくくりの歌として、
『みんなともだち』『ぼくらはみらいのたんけんたい』という歌を歌い始めました。
その中に、「みんなともだち、がっこういってもずっとともだち」という歌詞があり、
ちょっと複雑な表情をしている人もいました。
「これ、そつえんしきにうたったらいいんじゃない?」
と言った女の子の声に、
「いやだ。」
と、ひとりの男の子が言いました。
12月に、突然わたしを捕まえて、
「なおこせんせい、ずっとようちえんにいていいですか?」
と聴いてきた男の子でした。
わたしはその時、
「いいよ。小学校に行きたくなるまでずっといていいよ。」
と返したので、
男の子は、安心した表情で、
「わかった。」
と言って、遊びに戻ったのでした。
幼稚園生活があまりに充実しているので、
その先に必ず訪れる環境の変化を今は受け止められないのかもしれません。
でも、これだけ充実し、熱中できるものを自ら獲得してきたこどもたちなら、
時が満ちれば、必ず次の一歩を自ら踏み出していくと信じています。

ひとりひとりが、自分の足で、自分の歩幅に合わせて、
ゆっくりと歩んで行く2017年であって欲しいです。
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[ 2017/01/14 11:44 ] 保育 | TB(-) | CM(-)