どろだんご

「どろだんご できたよ」と、得意げにさしだすこども。
それは、幼稚園児のステイタスです。
両手を丸めて、どろを握り、形を作り上げることができた最初の瞬間、
こどもは、目を輝かせます。
そして、見たり、真似たり、聞いたり、工夫したりしながら、
自分だけのどろだんごを いくつもいくつも作っていきます。

固定概念で、おだんごは、丸さを追求するもの、と思っていましたが、
ある日、靴箱を見ると、でこぼこでつるつるのおだんごが置いてありました。
とても芸術的で、光って見えました。

カップにどろを入れて、表面を磨いていく手法もありますが、
ある日のお片づけの時、「とっておいて」と渡された、らいくんのカップだんご。
職員室に預かったまま忘れていて、2日後の朝手渡しました。
その日の午後のこと、
英子先生にお庭から呼ばれて、何事か?!と出て行ってみると、
らいくんが、今度は漬物用の大きなバケツで、必死にカップだんご(?)を作っていたのです。
そういえば、朝から太鼓橋の横をシャベルで、しゅんいちろうくんと掘り起こしていて、
お弁当を食べた後も、その土をどろにしては、バケツに流し込んでいました。
「なにやっているんだろう・・・」と太鼓橋の上から眺めていたななみちゃんと、
わたしも同じ気持ちでした。
そして、仕上げに表面を手で磨き始めたとき、
カップだんご!いや、バケツだんご!の姿が見えてきたのでした。
「すごい!おもしろい!」と思って、そっとカメラを向けましたが、
当の本人は、ちょっと照れくさそうでした。

「クッキー」と言って、平べったい光るだんごを見せてくれたゆさちゃん。
善隣の庭では、いかにおだんごの表面を光らせるかよりも、
自分らしさの光るおだんごづくりが、展開されているようです。
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[ 2010/11/23 11:44 ] 保育 | TB(-) | CM(-)