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達成感?

園庭の門の横に立つサルスベリの花が、今年も開きはじめました。
毎年の台風の度に、斜めに傾いてしまったこの木を
まっすぐにしてあげたい、と思い3月に施した工事。
ちゃんと花を咲かせてくれるか、ちょっと心配していましたが、
計画通り、まっすぐと立ち、ピンクの美しい花を咲かせています。

3月のフェンスの工事のために、殺風景になってしまった園庭の端に
もう一度緑のフェンスを作ろうと計画して植えたアイビーは、
なぜか育たなかったのですが、
思いつきでまいた朝顔の種からどんどんつるが伸びて
ピンクや紫の花を咲かせてくれています。

そして、これまた斜めになりながらも、力強く根を張り、
こどもたちが大好きな木登りの場所になってきたニセアカシヤの木に、
今まさに、植木屋さんが手を施してくださっています。
この木もこれから何年も何年もこどもたちと一緒に
ここで成長してくれることを願い、
植木屋さんたちと一緒に計画を練りました。


さて、善隣幼稚園の1学期も、ついに終わりました。
「こうなったらいいな!」「これが課題だからこうしよう!」・・・・
そんな『願い』を随所に込めて、一日一日を送ってきました。
サルスベリがきれいに咲いたのも、
フェンスが朝顔のつるで緑に覆われたことも、
わたしたちが計画し、実行したことの結果でしょう。
でも、もっともっと多くのことが、
わたしたちの計画にはなかったことです。
そして、想定外であったことの中にこそ、
奇跡ともおもえるような、すばらしすぎる結果が与えられています。
だから、わたしたちの手ではなく、もっともっと大きな御手の中で、
すべてが最善へと創りかえられているとしか思えません。

昔、教育のねらいとして、『達成感を味わう』という表現を
よく使っていたことを思い出しました。
でも、今園長として、日々味わっている喜びは、これではないのは確かです。
『達成感』という言葉を忘れてしまっていた程、
驚きにあふれた喜びを味わわせてもらっています。


今年も年長組の計画のもと、『お泊り旅行』に行ってきました。
長い時間をかけ、話し合い、準備をし、保護者の方々にも協力をいただき、
こどもたちの主体的な活動を引き出しながら進めてきました。
でも、最終的には大切なこどもたちをお預かりして出かけなければならないのですから、
大抵毎年、その責任に押しつぶされそうになり、
前日には、「どうしてお泊り行くかなあ・・・・・やめたいなあ・・・」と、
ひとりつぶやいてしまう弱気な園長です。
だからこそ、きっと神さまが最善をなしてくださる!!
と、信じ祈りつつ、一歩を踏み出していくしかありませんでした。
ここまで勇気を奮い立たせながら、準備してきたこどもたちの力を信じ、
ここまで園を信頼して、ともに歩んでくださった保護者の方々に感謝し、
ここまで苦労を共にして、一緒に準備してきた先生たちに感謝して。

そして、今年も素晴らしいお泊り旅行を全員で経験することができました。
すべてを終えて幼稚園に帰ってきて感じたのは、
『達成感』というような、偉そうなものではありませんでした。
それは、『驚き』と『感謝』。


植木屋さんは、あのニセアカシヤの木にまたがり、
考えながら、枝を落としておられます。
この木がこれからもこどもたちと一緒に生かされて欲しい、
という園長のねがいをかなえるために。
もしかするとそれは、計画通りにはいかないかもしれませんが、
きっと、わたしたちの思いを越えた素晴らしい物語を紡いでいくことでしょう。
それをわたしは信じます。




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[ 2016/07/28 11:04 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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