どこまでも どこまでも

今年も、あのかわいい『我が子』たちに修了証書を渡す日を迎えました。
子育ては終わりがないけれど、幼稚園には必ず終わりが来るのです。

「そつえんするのいやだな。」
「ばらぐみ、つくってよ。」
そんな駄々をこねながら、最後の日々を惜しむように過ごしたこどもたちも、
卒園式を迎えると、自信に満ち、堂々とした笑顔で、
わたしから修了証書を受け取ったのでした。

この幼稚園での最後の日を終えるまで、
担任を初めとして、わたしたち『チーム善隣』は、
こどもたちの限界を決めることなく、
どこまでも、どこまでも、一人ひとりに伸びて欲しい、と思って寄り添ってきました。
その醍醐味をこどもたちと一緒に味わえたのは、
『サンドイッチパーティー』と称した『おわかれ会』で、
「『ビリーブ』をがっそうしたい!!てっきんともっきんをひきたい!!」
と、こどもたちが決めた日からでした。
それは、本番の2週間前でした。
そして、卒園の3週間前。
普通なら、もうそんなに新しいことに力を入れるよりも、
いろんなことを楽しむ時間をたっぷり持つ方がいいんだから、
あんまり練習しないでできることをやろうよ・・・・・
そうこどもたちにすすめても不思議はないと思うのです。
でも、あみ先生は違いました。
「わかった。じゃあ、なおこせんせいにおしえてもらおう。」
そう言って、こどもたちのやる気をそのまま受け止め、
一緒に、新しいことに挑戦を始めたのです。

わたしも喜んで、こどもたちが決めた楽器の編成に合わせて楽譜を書き、
そこにちょっとスパイスを、と大太鼓とレインスティックを加えてみたりして、
早速練習が始まりました。
鉄琴を選んだこうやん。
大好きなドッチボールを返上してでも、自由遊びの時間も練習していました。
木琴を選んだゆいちゃん。
思うようにバチを使ってたたけなくて、悔し涙をながしながらも、
お家でも幼稚園でも何度も弾いていました。
こうして、ひまわり組から毎日響いてくる誰かの弾く『ビリーブ』は、
みんなでみつけた『のめり込むあそび』になっていったのです。
すずもトライアングルもカスタネットも大太鼓もレインスティックも、
自分が選んだ楽器を楽しく、堂々と、
そして、お互いの音色を聴き合いながら、
みんなでひとつの曲を作り上げていきました。

結局、この取り組みはサンドイッチパーティーに留まらず、
お母さんたちを招待してのコンサートにまで発展しました。

こどもたちの限界を決めず、時間の制限を作らず、
どこまでも、どこまでもこどもたちのやりたいことを尊重することが、
こどもたちの成長をこれほどまでも育むことになる、
ということを目の当たりにすることができました。

卒園することを本当に名残惜しまれるお母さんたちと共に、
こどもたちの未来は、どこまでも、どこまでも明るく広がっていることを確信して、
こどもたちによって励まされた3月でした。
スポンサーサイト
[ 2016/03/18 21:31 ] 保育 | TB(-) | CM(-)