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冬のめぐみ

誕生日を迎えた頃はまだ秋。
先生たちと、毎朝園庭の落ち葉をかき集めていましたっけ。
今年は晴天が続いたので、からからに乾いた園庭では、
こどもたちが思い通りに遊びを繰り広げていました。

滑り台の下に敷いた落ち葉のプール目掛けて滑り降りるももさん。
「おちばのベットをつくろう。」と言って、落ち葉を拾い始めたりゅうとくんと一緒に、
せっせとかき集めて寝転がってみたり・・・・
あっ、と思いついて、朝あつめた落ち葉の袋をひっくり返してふかふかのベッドを作ってみたり・・・

せらちゃんが木の枝を柱にして、その上にシートをかぶせてお家を作ったのがきっかけで、
ブランコの場所にダンボールでかべを作り、蔦やお花で飾って基地にしたり、
ジャングルジムに、ダンボールの床を敷いて基地にしたりして、
こどもたちの『家』が次々に現れては、消えていきました。
形は消えていくのですが、その間に生まれるこどもたちの関係は、
どんどん広がり、深まっていくのでした。

どろだんご作りもこどもたちの関係を育て、探究心を育みました。
冬休みに入る直前に、「もうすぐ冬休みだよ。」と、ひろこちゃんに言いました。
わたしは、「やった!」と、元気な声が返ってくるのを期待していたのですが、
「えーーー・・・」と浮かぬ顔。
「どろだんごがつくれなくなる・・・」
最近は、炭をふるいで削ってみたり、きめの細かいさらさらの砂を大切にびんに集めていたり、
とにかく真剣に友達と、ひかるどろだんごを研究している姿を見ていたので、
冬休みよりも好きなものが幼稚園にあることが、わたしは羨ましく思いました。
「おかあさんと相談して、冬休みも幼稚園に遊びに来ていいよ。」
わたしがそう言うと、目を輝かせていました。

冬のこどもたちの手は、がさがさに荒れていたり、
あかぎれの間に土が入り込んで、せっけんで洗うのも痛々しかったりします。
でも、その痛みの分だけ、おもしろい遊びと友達を宝物として持っています。
それは、ここまで一緒に積み重ねてきた日々があるからで、
冬を迎えた今だからこそもたらされる『めぐみ』だと思います。

そんな『冬のめぐみ』に『クリスマス』があります。
今年も、みんなでクリスマスの物語、『ページェント』を作っていきました。
歌、合奏、ちょっとした振り付け、そして、ひまわり組の劇。
それぞれに、今までに見てきたあこがれの『ページェント』をイメージしながら、
少しずつ練習を重ね、少しずつ気づきながらいろんなことを身に着けていきました。
合わせて5回みんなでページェントをしましたが、毎回が本気で、毎回を楽しんでいたと思います。


ところで、幼稚園だけでなく、教会でもクリスマスのめぐみをたくさん味わいました。
昨日は、イブに毎年行うキャンドルライトサービスで、こども聖歌隊48名がきれいな歌声を響かせました。
15日の礼拝でも歌ったのですが、薄暗いろうそくの灯だけの夜の歌声は、
ひときわ輝いていました。
きっと、幼稚園のこどもたちも小学生も、それぞれに感じるところがあったのではないかと思います。
その後、商店街にでかけて、図書館の前でもクリスマスキャロルを歌いました。
冷たく冴えた空気を吸い込みながら発した歌声は、
大人たちのあたたかいまなざしの中で、ますます輝きを増していました。
わたしも幼い頃、家々の前でクリスマスキャロルを歌ったことが、
心あたたまる良い思い出となっていますので、
こどもたちにとっても、すばらしい経験となればうれしいです。


最後に、『歌う』ということは、わたしにとって特別なことだということを 
この冬、改めて感じたことを少々。
こども聖歌隊の歌の好きなこどもたちには、個人レッスンをさせてもらっています。
歌声を引き出すには、一人ひとりの声の特徴や歌い方、音程などを聞いて、
アドバイスをしてあげることが大切だからです。
今年もレッスンをしながら、「たのしーっ!!!」という感覚が、体中を駆け巡りました。
後で気がついたのですが、この日はたまたま遠足だったので、
2時間ぶっ続けのレッスンは、疲れていたのどに大きな負担をかけてしまいました。
そして、声帯に結節(たこのようなもの)を作ってしまったのですが・・・・
実は、社会人なりたてで中学校の教師になった頃、この声帯結節ができ、
歌声をなくしてしまった時期がありました。
その頃は、歌うことだけが自分の強み、と思っていたので、とてもショッキングな経験でした。
ですから、なんとか手術をしないで癒された後は、ますます、歌えることの幸いを感じてきたのでした。
その、歌うことの楽しさをこどもたちに伝えることは、わたしの教師人生の原点なのです。

こどもたちひとりひとりが、他には無い、すばらしい声を持っています。
その個性が歌声となる時、感情を表現し、感動が伝わります。
そして、自信と充実感を味わうことができるのです。
わたしは、こどもたちと一緒に歌いながら、それらを何度も何度も感じることができるので、
わたしにとって、エネルギーの源になっているようです。

おかげさまで、24日までには声帯の状態もだいぶ良くなり、
わたしも楽しく歌うことができました。
でも、それ以上に、こどもたちが、まあるく口を開けて、一生懸命に歌っているのを眺め、
キラキラ輝く歌声を耳にできることが、何よりのクリスマスプレゼントでした。
「どうもありがとう!」



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[ 2013/12/25 23:13 ] 保育 | TB(-) | CM(-)


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