月別アーカイブ  [ 2017年08月 ] 

木と紡ぐ物語

園庭には、堂々とした木々が何本も立っています。
青桐、桜、ニセアカシア、サルスベリ。
それらは、最初は小さな苗だったことでしょう。
それをある時、誰かが思いを持ってこの庭に降ろし、
等々力教会と善隣幼稚園と共に時間を刻み、
物語を紡いできました。

門を入ったところには、斜めに傾いたニセアカシアが立っています
わたしが等々力に来た17年前からそうでした。
先代の先生によると、
がっしり伸びたこの木の根っこが門を押し上げそうだったので、
切断をしたとのこと。
ところがその後、台風に会って園舎の方に倒れてしまったのだとか。
そういうわけで、園舎と一体になって成長を続けたこのニセアカシアは、
みんなで支え合って成長する善隣幼稚園を象徴しているかのようでした。
でも、時を経た建物への負担も気になっていたので、
一昨年、ようやく大きな幹を途中から切落とし、
代わりに鉄骨の支えを作ってあげました。

ところで、この斜めのニセアカシアは、
昔からこどもたちの恰好のあそび場になっていて、
この木に一人で登れることが、こどもにとって自慢できることになっていました。
そして、幹を切ったことで、その切断面を目指して木登りに励むこどもも増え、
頼もしいな、と思いながらも、安全にあそべることを願っていました。
そんなこんなで園長の頭にひらめいたのは、
この木の上にツリーハウスを作りたい!!!という夢でした。
木に登ったこどもたちが、
ニヤニヤと肩を寄せ合っておしゃべりしたり、
本を読んだり、ごっこあそびをする、
こどもたちのひみつきち!
・・・・・そんな思いを温めて2年間。
ついに今!夢のツリーハウスを建設中です!
この木の上で新たに紡がれる物語はどのようなものでしょうか。

以前、このニセアカシアを診てくださった樹木医の方が、
「こどもたちががんばっているから、この木もがんばってきたんですよ。」
とおっしゃって、わたしはとても感動したことを覚えています。
もちろん、木には意志はないと思います。
でも、この木をここに植えることを良しとし、
ここまで育ててくださった神さまは、
この木を通して、わたしたちにいろんなことを経験させ、
成長させてくださったことを思うと、
ますます感動に心が震えます。
そして、この木の上で、これからも紡がれる物語にわくわくします。



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[ 2017/08/03 15:23 ] わたし | TB(-) | CM(-)