月別アーカイブ  [ 2017年05月 ] 

ささやかな行動のなかに

園庭が静かだった連休の間に、
アリたちが活発に活動を始めました。
毎年のように、園舎のはしっこには、立派な巣が出来ているのですが、
朝の掃除の度に箒で、サッサとはいてしまっています。
それでもアリたちは、ため息もつかずにまた作り直しているのでしょう。
次の朝には、巣はもっと大きくなっています。

アリたちの営みが、わたしたちの園庭の片隅で、
絶え間なく繰り広げられているから、
こどもたちは、ある日、小さなアリに出会い、
その姿をじっと見つめたり、
追いかけまわしたり、捕まえて、得意げに自慢したり、育てたりします。

先日、絵の具できれいな色水を作って遊んでいたひまわりさん。
「なおこせんせい、こおらせて!」
「わかった。でも、その入れ物のままだと冷凍庫に入らないよ。」
と、答えたのですが、その後、どういう展開があったのか、
気が付いたら、毒のような怪しい色に変わっていて、
アリを捕まえてはその中に入れて遊んでいました。
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アリたちが、この園庭で必死に生き、絶え間なく成長を続けている横で、
こどもたち一人ひとりも必死に生き、絶え間なく成長を続けています。
そのありさまは、時に大胆で、
わたしたちおとなに成長の実感を与えてくれることもありますが、
ほとんどの場合、見落としてしまうくらい当たり前の、
ささやかな行動であったりします。
でも、そのささやかな行動のなかにこそ、
そのこどもの特徴や願いが表されていたりするのです。

こどもたちの目には、大きく映るアリのように、
わたしたちも、こどもたち一人ひとりのささやかな行動を
大きくこの眼に映していきたいと思います。





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[ 2017/05/14 19:18 ] 保育 | TB(-) | CM(-)