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卒園式を終えて

卒園式を終えました。

11日のあの出来事から1週間。
人の計画のむなしさ、いのちのはかなさと大切さ、
そして、そのいのちを守る立場の責任の大きさ・・・・・・
さまざまなことを 緊張感の中で考えさせられる1週間でした。

15日からは、様子を見ながら保育を再開しました。
それは、安全が確保されたなら、こどもたちのために、
いつもと変わらない遊びの場所、生きる場所を提供することこそ、
善隣の役割と考えたからです。

卒園までの5日間。
こどもたちは、いつもと変わらずに遊びに熱中し、泣き、笑い、おしゃべりしました。
でも、心なしか、幼稚園での時間を惜しんでいるかのようにも見えました。
だから、最後のお弁当の後は、たっぷり遊びたいだろうと思っていたら、
なんと、卒園式をやりたい、と言い出したのです。
「何が楽しいの?」「ぜんぶ。」
もう、卒園式の練習はする必要がない、と思っていましたが、
こどもたちの中では、やりたい!という必然性があったのです。
そこで、礼拝堂に上がって卒園式をしました。
それは、ぜったいにやっちゃだめと言われる、はちゃめちゃ、おふざけ卒園式。
わたしも調子にのって、おふざけ園長で、こどもたちと大笑いしました。
でも、修了証書授与の場面になると、大真面目な表情に変わり、
張り切って所作をしてみせるので、よけいおもしろい卒園式になりました。

さて、そろそろ卒園式本番の話をしましょう。
それは、予想もしていなかった、涙、涙の卒園式でした。
あの、やんちゃで元気なこどもたちが、
「そつえんしたくない!!」と泣きながら入場し、
涙をふきふき修了証書を受け取り、
歌声が、涙声に変わっていきました。
うれしくて、かなしくて、感動がこみあげてくるような言葉に表せない感情を
今日、初めて味わったこどもたち。
思いがけず、しんみりムードの式になりましたが、
それもまた、こどもたちの心の成長を感じるときとなりました。

正直に言いますと、卒園式を終えた園長は、
こどもたちを送り出した充実感よりも、
こどもたちが通り過ぎてしまったさびしさで、いつも放心状態になります。
やはり、どんなに大変でも、こどもたちとドタバタやっている時が、一番楽しいのです。
それは、子育てとおんなじなのだと思います。
まだまだ子育ての続くお母さんたちに
その喜びをたっぷり味わってほしいと、心から思います。
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[ 2011/03/19 18:06 ] 保育 | TB(-) | CM(-)