笑顔いっぱいの運動会

雨で順延した運動会が、無事、終わりました。

2日間のブランクは、むしろ大きな期待となって、
おとなも子どもも小学校のグランドに、集まりました。
園外保育のペアで、いつもどおり元気に入場して来る子どもたち。
いつもの先生のかわりに、お手伝いに来てくださったスポーツの先生が、
後からおっしゃてました。
「子どもたちのペースを 待てる幼稚園なんだと思った。
 あいだが空いてしまっても、急かすことなく待てる先生たちなんだ、と思った。」

実のところ、わたしは、子どもたちに、何の不安ももっていませんでした。
子どもたちは、運動会にとても期待を持っていましたし、
今までの積み重ねが、土台となって、
持てる力が、どんなに溢れてくるのか、楽しみな程でした。

しかし、その期待を越えてしまうくらい、子どもたちは、すばらしかったです。

広いグランドと、たくさんのおとなの視線に怖気づくこともなく、
のびのびとかけっこをしたり、
いつものマイペースで、かわいいダンスを披露したももさん。

自信満々で、平均台を渡り、あっという間に跳びこみ前転をやってみせたさくらさん。
心地よい緊張感の中で、
メリハリのある、すばらしいパラバルーンの演技を見せてくれました。

ひまわりさんの個人技には、「おーーー」という歓声があがっていました。
逆上がりや前まわり、側転に前転、
そして、跳び箱の3段や、4段を次々と飛んでいくのです。
わたしが、跳び箱をとべたのは、4年生だったよなあ、と思いながら、
年少の時からの積み重ねの力を感じました。

そして、組体操。
いつもは、子どもたちの真剣な表情にこみ上げてくるものがあるのですが、
今日は、祈りごころを持ちながら、がんばる子どもたちを最後まで見つめ、それどころではありませんでした。
一人一人の弱さを乗り越えて、子どもたちは、
すべての技を 完璧に仕上げてみせました。
歯をグッとくいしばった、意思のある表情は、互いを信頼しあい、
一つの思いになって、挑戦する、力強さに溢れていました。

最後のリレーも、ドラマに満ちていました。
最初のうちは、初めて走る、小学校の広いグランドがうれしくて、
にこにこと楽しそうに走っていたのですが、
だんだんと、差がついてきたところで、
これはいかん!とばかりに、「がんばれ!」と、こえをかけあいはじめ、
迫力ある戦いになっていきました。

これも、いつもとは違う、広いグランドを、
大勢の人々の中で、走る機会を得ることができたからこそ、
感じることのできた感覚でした。


善隣の運動会は、「見せる運動会」ではなく、「見える運動会」と、
しつこく、先生たちと、確認しながら、準備してきました。
それは、おとなが、運動会までの子どもたちの取り組みを感じられるような運動会、という意味がありました。
でも、子どもの側から言うと、体験を積み重ねながら、「見えてくる(感じる)」ものが必ずある、
ということなのです。
だから、わざわざ、小学校のグランドをお借りして、
わざわざ、たくさんのミーティングを重ねて、
子どもたちに寄り添いながら、
丁寧に運動会の準備をして、良い体験の場を作ってあげることは、とても大切なこと、ともう一度確信しました。

この確信に共感してくださる保護者の方々と、
子育てのできるわたしは、本当にしあわせだと思っています。

あつい、あつい運動会でした。
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[ 2010/10/11 20:34 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

9月のこどもたち

猛暑がやっと終わったと思ったら、長雨続きで、
なかなか、園庭で思い切り遊べない9月でしたが・・・・・・

日差しをよけようと、ももさん(年少)が遊んでいたジャングルジムの上に、
ダンボールで、屋根を作ってあげたところ、
「もっと、もっと。」と、ダンボールが増えていって、
それを縛るために取り出したすずらんテープにも興味が行きました。。

そして、「カーテン」と言いながら、短く切ったテープを
ジャングルジムのおうちのそこらじゅうに、結び始めたのです。
「どうやって結ぶの?」と聞きながら、
初めての「かたむすび」をやってみせては、満足そうでした。

このおうちごっこは、2日続きました。
雨が降って途絶えてしまったのですが、
年少さんで、同じごっこ遊びが2日続くのは、
とてもすばらしいことだと思います。
おもしろいことを みんなで共有しながら、
イマジネーションを広げているのですから。


雨の日の朝、
門を閉めて保育室に近づくや、「ぎゃーぎゃーぎゃー!!!!!」と、
ものすごい騒音が響いていました。
何事?と思いながら様子を伺っていたら、
なるほど、担任の言っていた「恐竜ごっこ」だとわかりました。
きっかけは思い出せないのですが、
この前まで「いらっしゃい!いらっしゃい!」と景気のいい声で
お店屋さんに呼び込んでいたしげくんたちが、恐竜になっていました。
エネルギーが充実してきたさくらさん(年中)らしい変化かも、とおもいました。

でも、その1週間後、机を2つつなげて箱つみきでまわりを囲ったおうちから、
聞こえてきた鳴き声は、・・・・・
「ワン、ワン、ワン・・・・・」「ニャー、ニャー・・・・・」
なんと、子いぬと子ねこになっていました。

この展開の大胆さ!脱帽です。


とにかく、雨の保育室は狭すぎるひまわり組(年長)のおとこのこたち。
「ヤー!トー!」と、戦いごっこですから、あたりまえです。
「一緒に礼拝堂に上がろうと思うのですが・・・・・・」と、早紀先生。
(礼拝堂は、平日、多目的ホールと化します。)
とてもいい考えでした。
自分たちでチーム分けをして、のびのびと、とても充実した戦いごっこを楽しめたそうです。

その日から、雨の日は、礼拝堂でも遊べる、ということで、
みんなの心に、余裕がうまれました。

そんな中、最近流行り始めたのが「おばけやしきごっこ」。
突然、しかもいつもお片づけの直前になって、
バタバタと、準備をはじめるのは、なぜでしょう。

ひまわり組のおとこのこ全員が、真剣な表情で、
ある子はチケットを作り、ある子はおばけらしき物を折り紙で作ってはドアに貼り、
ある子は、いすを迷路のように並べ、
ある子は、「まだはいっちゃだめ!3人づつならんでください。」
と、大声を張り上げています。

すでに、おかたづけの時間になってしまっていましたが、
担任と目配せして、様子をみていました。
1回目は、それでも時間が気になるらしく、
それでいいの?と思うくらい、中途半端に、
「はい、おしまいでーす。」と切り上げていました。

そして、2回目になると、
「なおこせんせい、協力して」と言われ、わたしは、門番に。
気が付くと、ろうかに3列のいすが並んでいました。
前回のやり方を誰かが覚えていて、さくら組からささっと、いすを運んだのです。

おばけやしきやさんが必死なら、お客さんも必死で、真剣な表情で待っていました。

いよいよ、開店となり、チケットを持ったみうちゃんが、配り始めると、
お客さんは、手を伸ばして受け取ります。
そして、いすに座っていた順番にずれながら、くらーいおばけやしきにはいっていきました。

こうして、1回目よりは満足のいくスタートができたようですが、
中では、一人一人の思いがばらばらで、
お客さんは、「うーーん・・・・」と言った表情で、出てきました。

さあ、次回は、どうなっていくでしょう!楽しみです。


今までは、自分たちだけが楽しめれば、それで良かったのに、
お友達を楽しませたい、と言う欲求がうまれてきているひまわりさん。
運動会の組体操でも、その団結力が、見る人を感動させてくれるでしょう。

[ 2010/10/02 12:36 ] 保育 | TB(-) | CM(-)