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いってらっしゃい!

3学期になると、年長ひまわり組と一緒に歌える歌も限られてきます。
そこで、まず人気のある『ビリーブ』を教えようとしたある日のこと、
「やめて!かなしくなるから!」
前奏を聞くなり言い出しました。
いつも元気いっぱいのこどもたちだけに、
この曲でお別れを感じてしまうことに驚きました。
その後、気に入って何度も歌ったのが
『はじめの一歩』『気球にのってどこまでも』『パプリカ』
特に『パプリカ』は、歌えば体が踊り出す、
こどもたちにとって、不思議な魅力を持った歌でした。
お別れ会として全園児参加の『サンドイッチパーティー』では、合奏もしました。

練習はあまり好きではないけれど、楽しい気分に任せて歌ったり、
いろんな楽器を試しながらの合奏が大好きなひまわりさんは、
のびやかな声で、美しい演奏をするのです。
で、自信を付けたこどもたちは、
「おかあさんにもきかせてあげたい!」と、
『ひまわりコンサート』も開き、
6曲を楽しく演奏しました。

さて、この感性豊かなひまわりさんたち、
「そつえんしたくない。」「ようちえんがいい。」と言っていましたので、
感傷的な卒園式になるのかしら・・・・
と、少し心配していました。
ところがどっこい!その心配をよそに、
明るい歌声の響く、いつもの笑顔の卒園式となりました。
そのたくましい姿に、おとなの方が励まされました。

我が子を育てるような思いで一緒に過ごしたこどもたちを送り出す時、
何か、力になる言葉をあげたい!などと思いますが、
今を生きるこどもたちは、歌い、あそび、けんかし、考えたりを繰り返しながら、
力を蓄え、自ら前へと歩いています。
その横顔を見つめ、
「いってらっしゃい!」と声をかける卒園式があれば十分でした。

こどもたちのいなくなった部屋で、小さなため息をつきながら、
またいつでもこどもたちが帰ってこられるように、
この場所を温めておくことにします。
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[ 2019/03/20 14:03 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

最後の遠足

善隣幼稚園のいわゆる『おわかれ遠足』は、
『羽根木公園』へ、と決めています。
でこぼこの地面と、釘打ちっぱなしの手作り遊具の『プレーパーク』で、わんぱくに遊べることが、
善隣で思いっきりあそんで力を付けた証拠だと思うからです。
ところが!
今年の年長ひまわり組が選んだ遠足の行先は、
今まで何度もみんなで行った、
多摩川と等々力渓谷と野毛公園でした。
そして、『おわかれ遠足』というのは寂しいので、
『最後の遠足』と名付けました。
でも、この3つのあそび場を4歳の年少さんも歩く、となると、
さすがに大変なのではないか・・・・・と投げかけたところ、
「おんぶしてあげる」とか、「だっこしてあげる」というばかりで、
3つのうち、どこも諦める様子もなく、
むしろ、ひまわり組がみんなを連れて行ってあげたい、と張り切っていました。
そこで遠足のリーダーを務める『ゆきしゃぼんだまグループ』の6人と、
話し合いをしたところ、一生懸命に考えたあげく、
「まず野毛公園に行って遊んで、坂道を下って多摩川に行ってお弁当を食べて遊んで、
最後に等々力渓谷を回って遊べば?」と、こうくん。
「いいね!それだったらももさんもあるけるね!」ということに。
それでも、ひまわり組のみんなにこのアイディアを報告すると、
「さかみちで、ももさんがころんだらどうする?」
と、心配をしながらこの遠足を全員が楽しめるように、と考えて準備しました。

そして、いざ当日!
リーダーたちは、黄色のリボンを胸に付けて、
大張り切りでみんなのために働きました。
わたしたち保育者の予想を遥かに越えて、
全員が本当にたくましく、互いに力を合わせて『最後の遠足』を楽しみました。
帰ってきて歩数計のついた時計を見てみると、
15000歩以上!10キロ以上を歩いていました!
ということは、こどもたちはあっちでもこっちでも走り回っていたので、
もっともっと歩いたはずです!

実は、以前も羽根木公園よりも、多摩川がいい!と言ったクラスがあったので、
では、3年に1回は羽根木公園に行くことにすれば、
3年間の内に1回は行けるよね、ということにしていました。
でも、今年のひまわり組は、後で聞いてみると、
たまたま羽根木のことを忘れていただけだったようなのですが、
こどもたちが考えた10キロの遠足は、
羽根木遠足以上に、わんぱくでたくましい底力が育っていなければ、
実現しない遠足でした。

こどもたちの自信と体力とおもいやりは、こんなにも伸びるのだ、ということを見せてくれた、
すばらしい『大冒険』でした。
[ 2019/03/04 21:24 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

『ももいろのきりん』と『りりーちゃん』

わたしの大大大好きな本、『ももいろのきりん』。
実は、善隣幼稚園のシンボルにしているぞうさんは
ペンキやさんにこの本を見せて、きりんのキリカのももいろに塗ってもらったのでした。
そして、わたしが幼児教育に携わるようになってからは、
いつかこどもたちとこの本をゆっくり味わいたい、と大切にしていた本でもありました。

そして、先日とうとう年長ひまわり組で読み味わうことができました。
予想どおり、こどもたちはこの物語に惹き付けられ、
先を楽しみに過ごしました。
好奇心旺盛な女の子ルルこが、ももいろの紙で作ったきりんのキリカと繰り広げるこの物語。
こどもの身近にある現実の中に存在する空想にこどもは生きることができるんだ、
そんな実感をおとなになった今も感じることのできる貴重な物語です。

この本を読み始めて少しして、こどもたちが始めたあそびに、
『発明家』と称して、空き箱や梱包材をガムテープや養生テープでくっつけて作った
『りりーちゃん』というロボットのあそびがあります。
抱き心地も柔らかいこの『りりーちゃん』のために、
椅子、お風呂、シャワー、シャンプー、石鹸、薬、机・・・・・
と、毎日道具が増えていき、
一緒にあそぶこどもたちも増え続けています。
あの本で、ルルこが作った『キリカ』が生きていたように、
こどもたちが作った『りりーちゃん』も生きていて、
お片付けの時には、大切に抱っこして教在庫に運び、寝かしつけているのです。

現実と空想を同時に生きることのできるこどもたちによって、
その豊かな世界に招待してもらっていることをすばらしい特権だと思っています。
[ 2019/02/09 20:27 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

風の子

「こどもは風の子だから外であそんでおいで。」

こどもの頃、よく言われていたような記憶があります。
そして、もっともだ、と思って、大抵ともだちと外であそんでいました。
でも、近頃はこの言葉をあまり使わないな・・・・
ということに気が付きました。
外には危険が待ち構えていて、
こどもが自由にあそべる場所が少なくなってしまったからかもしれませんね。
本当に残念です・・・・・・・・・・・・

で、風の強い強い日でしたが、
善隣では多摩川の土手に予定通り遠足に行きました。
青い空と少し枯れた芝の間を
スーパーの袋に絵を描いた自分だけの凧を手に、
こどもたちは歓声を上げながら駆け回りました。
風が凧を膨らませてくるくる回るのを眺めながら、
凧が飛ばされないように、ギュッと糸を握りしめて仁王立ちのこどもも。
まさに風と一体化して、とっても力強く自由でした。

どこから吹いてくるかわからない風の中で、
どこまでもたくましい本来の力を発揮できるこどもたちを目の当たりにして、
「こどもは風の子とはこういうことか・・・」
と、ひとり勝手に感じ入っていました。
[ 2019/01/19 18:51 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

うたたねカフェでまってます

冬の寒さは本番ですが、少しずつ日がのびてきましたね。
次の春も準備をしていることが感じられうれしくなります。
新しいステージを迎える春です。

さて、善隣幼稚園では、未就園のお子さんをお持ちの方々のために
今年も『うたたねカフェ』を開きます。
お子さんの年齢は問いません。
お子さん連れで気楽に訪れてください。
ちょっとしたお茶とケーキの時間を持ちながら、
子育てや幼稚園のことなどについて、
園長が何でもおはなしします。
善隣幼稚園の見学もしていただけます。
お友達もできるかも・・・・・

できましたらお電話かメールで予約をお願いします。
でも、当日の飛び入りも大歓迎です。
新しい出会いを楽しみにしています!!
[ 2019/01/19 18:27 ] 募集・体験 | TB(-) | CM(-)