デコボコ道をかけまわれ!

おわかれ遠足は、恒例の羽根木公園に行きました。
15年間も通っている魅力は、
ここにある『プレーパーク』の
デコボコの起伏のある地面と、
ガラクタで作ったような、大胆なツリーハウスや滑り台。
ここで、思いっきり遊べるような力をこどもたちが付けることが、
善隣の教育の目標のひとつとしてきたくらいです。

そして、こどもたちは、
想像していた以上に、熱中し、たくましく、
砂まみれになってあそびました。

『プレーパーク』に行く前にあそんだ『迷路の公園』でも、
走る!登る!潜る!くぐる!滑る!!!!!
やってみたいことをいつまでも、どこまでも続けていました。

そして、『プレーパーク』では、
自分ができるあそびを見つけて挑戦している姿が、
いつもの幼稚園でのこどもたち以上に
まぶしく見えました。
こどもたちにとっては、
去年はできなくて、うらやましく見ていたことが、
今年はできた!!何度も成功した!
去年は興味がなかったことが、すごくやりたくなって、
何度も何度も泣きながら挑戦して、できた!!
そんな、歴史的な経験をしている人もたくさんいました。

砂まみれで、胸を張って帰ってきたこどもたちを迎えて、
「3年間、同じ場所に行くことに意味がありますね。」
と、ひとりのお母さんがおっしゃたそうです。
本当にそう思います。
でも、こどもたちが重ねる経験は、
同じことの繰り返しを大切にしていても、
デコボコ道のように、毎回同じではありません。
思いもよらない所にあなぼこや、上り坂なんかができていて、
時にはともだちとごっつんこ!
だからこそ、探検みたいで楽しいのです!
「こどもたち!デコボコ道をかけまわれ!」


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[ 2018/02/17 18:05 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

インフルエンザになって見える風景

超ハードな1月を乗り越え、
行事続きの2月に突入!
こんなに忙しいのは、決してよろしくはない!と、わかった上で、
優先順位を考えた結果、いつもこんな調子・・・・・

「しっかり食べて、しっかり寝て、体調管理ね!」
と、先生たちに言っていたわたしがインフルエンザに。
多分、幼稚園を18年やっていて初めての病欠をしてしまいました。
熱はあまり出ないタイプでしたが、身動きの取れない状況にどんより・・・・
カーテン越しに、
こどもたちの飛び回り、動き回るボールのような肉体と、
細やかに感じ取る吸い取り紙のような心の動きに、
ぼーっと、見惚れていました。
普段は、このこどもたちの中に身を置き、
一緒に体を動かし、心を寄せて過ごしているわたし。
だから、こどもたちの持っている躍動感を当たり前のように感じながら過ごしてしまっています。
でも、このように、それに触れることのできない距離が生まれた時、
一人ひとりが持っているいのちは、途切れることなく躍動していることがよく見えてきました。

30秒毎に、お気に入りのセリフを大声で叫んでいる男の子。
モヤモヤしてるの?
それとも、すごくハッピーなの?
誰かにかまってもらいたいけど、どうしていいかわからないの?

片付けになっても、みんな知らん顔で遊んでる中、
ひとり、しゃがみこんでじーっとしてる女の子。
場所を移動して、またじーっとしてる・・・・・
何を待っているの?

動いていても、じっとしていても、頭と心の中はずっと躍動しているこどもたち。
おとなと違って、簡単に答えをみつけられないことが、
いや、簡単に形だけを取り繕うとしないところが、
こどもの難しいけどすばらしいところ!!!

そんなこどもの風景をインフルエンザのカーテン越しに見ることができました。

休んでる間、がんばってくれた先生たち、ありがとう!




[ 2018/02/12 12:13 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

多摩川でおおあばれ!

冬らしい冷たい風が頬を刺す晴れた日、
多摩川の土手目指して、みんなで遠足に出かけました。
年長ひまわり組が年少もも組の手を取り、
年中さくら組はクラスの仲間同士で手をつないで、
30分歩けば、広い広い多摩川の原っぱ。
真っ先にしたかったのは、持ってきた段ボールでの土手すべりでしたが、
思いっきり走って体を温めよう、ということで、
各自が作って持ってきた、スーパーの袋の凧をリュックから取り出し、
いざ、凧揚げ!
何しろ、幼稚園のテラスをぶつかるの寸前で身を交わしながら、
走り回って揚げていた凧なので、
広い広い原っぱを縦横微塵に走りまわって、
凧の受ける風を体全体で感じて大喜びでした。

わたしは、今朝思いついて作って行った、
大きなビニール袋を4枚つなぎ合わせた『へび凧』
をリュックからサッと出して駆けだしました。
すぐに気づいたこどもたちも追いかけて来て、
「やる!やる!やる!」
思ったほどへび凧は揚がらなかったので、
何とかしてもっと揚げようと、羽を付けてみたり、
棒の先にひもをくくり付けてみたりしました。

それから、カイトを揚げたり、
土手滑りをしたり、
秘密基地ごっこをしたり、
たきびごっこをしたり・・・・etc.
こどもたちのあそびのエネルギーの高さに関心しました。

帰り道は、名残惜しみながらも、
坂道を40分登って園につきました。

いつもの幼稚園であそぶのも大好きだけど、
こんな探検も大好き!
次は、羽根木公園のプレイパークに出かけます。
[ 2018/01/20 20:55 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

モノとの出会い  ヒトとの出会い

「あけましておめでとうございます!」

2018年、わたしが最初に出会ったのは、実家の両親でした。
たくさんのこどもたちと生活する毎日から、
ひとりの『こども』に戻って、両親と一緒に過ごせる里帰りは、
特別でぜいたくな時間です。
なつかしい家具や小物、見慣れた風景と共に、
父や母と交わすおしゃべりや分かち合う情感が楽しく、
心が満たされるのです。

『ヒトとの出会い』
その喜びにわたしたちは突き動かされて日々、生活しています。
でも、幼いこどもたちは、
『モノとの出会い』に突き動かされて日々の営みが作られているような気がします。
ムシがすき
カミがすき
ミズがすき
デンシャがすき
ボウがすき
ニンギョウがすき
ブロックがすき・・・・・・・

すきなモノ、気になるモノ、を手に取って遊んでいる姿は、
自分そのものを手に取り、探求しているかのようです。
そして、その傍らで、
「ムシいたねえ」とか、
「カミ、くしゃくしゃおもしろいねえ」とか言いながら、
一緒に面白がって探求するヒトがいてこそ
『ヒトとの出会い』のおもしろさと発見に出会えます。

東京へ帰る新幹線の中で、
隣りは6か月のユウマくんとパパとママ。
優しい音のするすてきな木のおもちゃよりも、
広告の紙切れがお気に入りでした。
片手でギュッと握りしめて右に左に降りながら、
カサカサカサカサ・・・・・
自分が作る音や動きを楽しんでいるようでした。
「すごいね・・・上手ね・・・おもしろいね・・・」
わたしが話しかけると、
「でしょ?」とばかりに笑顔で手を動かし続けて、
音を楽しませてくれました。
パパも一緒に楽しみながら、
相槌を打ったり、話しかけたりしていました。
『モノと出会った』ユウマくんは、
今、『ヒトと出会えて』
『自分が楽しい』 プラス 『ヒトを楽しませるのは楽しい』
ということを発見しました。

ちょっと理屈っぽいですが、
わたし自身の子育て中は、似たようなことを自然にしていても、
そのことの意味の大きさには気づかずに、
自分の都合でこどもの気持ちに寄り添ったり、
寄り添わなかったりしていました。
でも今、こどもが何気なくあそんでいる行動の中に、
とても大切なことが隠されていることに気付かされたのです。
ですから、わたしはこのことを幼稚園の先生たちに、
お母さん、お父さんたちに、
こどもと一緒になって伝えていかずにはおれません。

今年も、『モノとの出会い ヒトとの出会い』に期待します。


[ 2018/01/06 12:47 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

ページェント

先週木・金・土は、こどもたちの演じる
クリスマスの降誕劇、ページェントをお客さんに見ていただく舞台が続きました。
舞台、といっても、そんなに広くはない礼拝堂を会場にするのですから、
こどもたちが帰った後は、毎日先生たちと、いすを並べ替えたりして、
翌日の舞台の準備をしていたので、
ここは幼稚園ではなくて、劇場か?と冗談を言いながら楽しみました。

でも、一番楽しんでいたのは、
ひまわり組(年長)のこどもたちでしょう。
10月30日から、こどもたちのたっての希望で始めたページェントが
楽しくって楽しくって・・・・・
毎日の様に、クラスみんなでページェントごっこを行ってきました。
これには、担任も、劇をピアノでリードするわたしも顔負け。
30分かかる劇を最後の『ようこそイエスさま』という歌で終える時は、
みんなうっとりした表情になっているのですから。
一か月続けた頃、
「さすがに飽きたでしょ。」「うん。」という時期もありましたが、
もも組(年少)やさくら組(年中)との合同練習が始まると、
せりふや歌の声にも張りがでてきました。
こうして、みんなで劇を磨き上げながらも、
その過程では、なかなかセリフが覚えられなくて不安になる人・・・
どうしても声が小さくなってしまう人・・・、
せりふの掛け合いがつながらなくて、何度もやり直しになってしまう人・・・・
一人ひとりが乗り越えなければならないことにも挑戦しました。

こうしてみんなで手塩にかけて作り上げただけあって、
日に日にみんなの表情には自信とゆとりがあふれ、
本番を見ていただいたお母さんたちの目には、
涙が浮かんでいました。

最後の舞台を終え、降園するすみちゃんに、
「がんばったね!!」と声をかけると、
「がんばってないよ。」
「え?じゃあ、がんばったらどうなるの?」
「・・・・・・・・」
すみちゃんは、しばらく考えてから、
「ないちゃう。」
「がんばると、感動しちゃうから泣いちゃうの?」
「うん。だからふつうにしてるの。」
なるほどね。
感情移入してしまうと、演じきれなくなってしまうのだそう。
それほど、このクリスマスの降誕の物語は、
こどもたちの心を捕らえているということでしょう。
そんなページェントを今年もこどもたちと思う存分楽しむことができ、
本当に幸せでした。


[ 2017/12/10 19:38 ] 保育 | TB(-) | CM(-)