木と紡ぐ物語

園庭には、堂々とした木々が何本も立っています。
青桐、桜、ニセアカシア、サルスベリ。
それらは、最初は小さな苗だったことでしょう。
それをある時、誰かが思いを持ってこの庭に降ろし、
等々力教会と善隣幼稚園と共に時間を刻み、
物語を紡いできました。

門を入ったところには、斜めに傾いたニセアカシアが立っています
わたしが等々力に来た17年前からそうでした。
先代の先生によると、
がっしり伸びたこの木の根っこが門を押し上げそうだったので、
切断をしたとのこと。
ところがその後、台風に会って園舎の方に倒れてしまったのだとか。
そういうわけで、園舎と一体になって成長を続けたこのニセアカシアは、
みんなで支え合って成長する善隣幼稚園を象徴しているかのようでした。
でも、時を経た建物への負担も気になっていたので、
一昨年、ようやく大きな幹を途中から切落とし、
代わりに鉄骨の支えを作ってあげました。

ところで、この斜めのニセアカシアは、
昔からこどもたちの恰好のあそび場になっていて、
この木に一人で登れることが、こどもにとって自慢できることになっていました。
そして、幹を切ったことで、その切断面を目指して木登りに励むこどもも増え、
頼もしいな、と思いながらも、安全にあそべることを願っていました。
そんなこんなで園長の頭にひらめいたのは、
この木の上にツリーハウスを作りたい!!!という夢でした。
木に登ったこどもたちが、
ニヤニヤと肩を寄せ合っておしゃべりしたり、
本を読んだり、ごっこあそびをする、
こどもたちのひみつきち!
・・・・・そんな思いを温めて2年間。
ついに今!夢のツリーハウスを建設中です!
この木の上で新たに紡がれる物語はどのようなものでしょうか。

以前、このニセアカシアを診てくださった樹木医の方が、
「こどもたちががんばっているから、この木もがんばってきたんですよ。」
とおっしゃって、わたしはとても感動したことを覚えています。
もちろん、木には意志はないと思います。
でも、この木をここに植えることを良しとし、
ここまで育ててくださった神さまは、
この木を通して、わたしたちにいろんなことを経験させ、
成長させてくださったことを思うと、
ますます感動に心が震えます。
そして、この木の上で、これからも紡がれる物語にわくわくします。



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[ 2017/08/03 15:23 ] わたし | TB(-) | CM(-)

探検魂

年長ひまわり組は、4月からたくさん探検にでかけました。
等々力渓谷へ。
ねこじゃらし公園へ。
多摩川の土手へ。
野毛公園へ。
年少もも組をエスコートした野毛公園以外は、
どこで何をしたいか、クラスで話し合って行先を決めました。
だから、みんなやる気満々!
どんなに遠くても、道すがら楽しいことを見つけながら、
いくらでも歩きました。
こんなに元気なこどもたちなら、きっと、いつも外でエネルギッシュに動き回り、
体力が有り余っているんだろう・・・・
と、思うでしょ?
ところが、そうでもないのです。
幼稚園では、お部屋で工作やカプラ〈積み木)で遊ぶのが好きな人、
何やらおしゃべりしながら、想像力を膨らませてごっこあそびに夢中な人、
園庭に水をまいて、泥んこの中に寝そべってはにこにこしている人、
ひたすら、どろだんごを磨いている人etc・・・・・・・・・・・・
普段のあそびっぷりはこんな感じ。
でも、みんなそれぞれに好きなあそびを持っている、ということと、
探検だいすき!というのは共通しているようです。

そして、このひまわり組がみんなで計画したお泊り旅行では、
この探検魂が、すごい力を発揮しました。
じつは、今年初めて、『寒沢(さぶさわ)の源流をたずねる』という、
ネイチャープログラムを取り入れました。
この、ひまわり組にぴったりだと思ったからです。
でも、それはわたしたちの予想を越える程のハードなコースでした。
急な山道や大きな岩を越えて、沢の源流にたどり着き、
おいしい湧き水をいただいたら、
帰りは、山道を走って下ったのです。
全部で2時間20分。
大人にとっても険しい道だったのですが、
5・6歳のこどもたちは、一言も弱音をはくこと無く、
たくましく歩ききりました。
そして、その代償として、緑輝く美しい木々、
清らかな清流、
源流から湧き出るおいしい水を味わうことができました。
美しい自然に溶け込みむように探検を堪能したこのたくましいこどもたちに、
ネイチャープログラムのスタッフの方々も驚いておられました。
実は、わたしたちも改めて、
こどもたちの自信に満ちた歩きっぷりに感心したのですが、
その自信は一体、どこからきたのでしょうか・・・・・

それはきっと、「この前も探検をして楽しかった!だから今日も!」
という、経験からではないかと思います。
そして、やってみたい!という探検魂は、いろんなことに通じるのではないかと思います。

お泊りで、すばらしい探検を一緒に経験して、
また大きく成長したこどもたちの『探検』は、
これからも続きます。

[ 2017/07/27 15:47 ] 保育 | TB(-) | CM(-)

園庭開放にようこそ

29組の親子のみなさんを迎えて、
園庭開放を行うことができました。
もちろん、開放したのは園庭だけではなく、
園舎も保育者も含めて、ぜ・ん・ぶ!!

よく、善隣は、外から見るよりも、中に入ってみる方が、
ずっと広くて明るい、と言ってもらいます。
それに、こどもたちがこの中を占領すると、
もっと広くて、いきいきしてきます。

園庭開放では、0さいのこどもから5さいのこどもとおかあさんおとうさんが、
のんびり過ごしてくださいました。

人生の土台を築いていく、この短い乳幼児期を
是非、この小さくて広い善隣幼稚園で過ごして欲しいと思います。

次回の園庭開放は、9月20日!!
みなさん、遊びにきてくださいね!!
[ 2017/06/15 22:08 ] 募集・体験 | TB(-) | CM(-)

園庭開放に遊びに来てね

2018年度の園児募集に向けて、2回目の園庭開放を実施します。
年齢は問いません。
どなたでも、お子さんと一緒に気軽に遊びに来てください。

手遊びや絵本などで仲良くなった後、
親子体操を楽しみます。
善隣で毎週、体操を指導してくださっている、
コスモスポーツクラブの亀山先生が、楽しくリードしてくださいます。
その後は、園庭で園舎で、自由にあそんでください。
子育てについて、幼稚園についてなど、なんでもご質問ください。

電話でのご予約をおすすめしますが、飛び入り大歓迎です。
お友達とお誘い合わせていらしてください!!!!

電話:3702-0117 (15:00以降のお電話がありがたいです)
[ 2017/06/12 21:48 ] 募集・体験 | TB(-) | CM(-)

ほんとに短い幼稚園時代

恒例の『親子登園日』を実施しました。
今年は、ずっと続けてきた木工コーナーを止めて、
園庭では、いつも通りの遊びができるようにしました。
お部屋では、「なに食べたい?」をテーマに、
気になる食べ物を廃材で作って、
レストランごっこが楽しめるような企画をしました。

当日は、わたしたちが気合を入れた工作コーナーよりも、
園庭で、いつも通りのどろだんごづくりをおとうさんと一緒に楽しんだり、
ジャングルジムや鉄棒や登り棒を
いつものように、マイペースで楽しむ姿が多く見られました。
一週間のお仕事のお疲れで、猫背気味のおとうさんたちには、
その方がありがたかったかもしれません。
後で聞いたはなし、おとうさんの手の爪も、
どろんこで汚れていた・・・・と聞いて、
小さい頃を思い出してあそんでいただけてよかった、と思いました。

その後、それぞれに工作やレストランごっこやドッヂボールなどを楽しんで、
クラスごとのレクリェーションを楽しみ、
最後は、全員でダンスや歌を楽しみました。
盛りだくさんの半日だったかもしれませんが、
幼稚園時代のこどもたち特有の、創造力豊かで、
特定の遊びに熱中できる、
自信に満ちた個性的な姿を感じていただけたことと思います。
そして、この幼稚園時代が、あっという間に過ぎてしまう、
ということも実感されたのではないかと思います。

毎日、楽しいことを探しながら、一生懸命に遊んでいるこどもたちですが、
この時期のことは、記憶に残らないのかもしれません。
それでも、人生の土台をつくる、大切な幼児期。
必ず、その人の人生に大きな影響を与えます。
だからこそ、今しかできないことと、本当に大切なことを
親子で選んで欲しいと思います。
それは、たっぷりあそぶことと、ゆっくり関わることです。

小さなこどもの体の中に秘められた、大きな成長の芽が、
見落とさないないで、のびのびと、ゆっくり育っていくよう、
願わずにはおれません。


[ 2017/06/12 21:38 ] 保育 | TB(-) | CM(-)